動物の病気標本室について

 動物の病気標本室(旧名 獣医学科標本室)は、盛岡高等農林学校創設時から現在に至る100年以上の間に集められた家畜の重要な病気の標本が展示されています。農学部創設当時から教授陣は実物の標本を学生に見せることの重要さを認識し、家畜の病理解剖で得られた標本を大切に保管し、学生の教育に活用してきました。

 これらの標本は順次補充され、現在では約2,000点の標本が収蔵・展示されています。

 標本は、馬、牛、豚、犬、猫、鶏など獣医学で扱う動物の全てを網羅しており、本学の獣医学が家畜の疾病と闘ってきた歴史を知ることができます。それらの中には、馬伝染性貧血や鼻疽(びそ)など現在では見られなくなった病理標本もあり、特に貴重な標本として保存されております。

 また、牛の白血病や鶏のマレック病(リンパ腫)など最近の病理標本も併せて展示しております。

 岩手県は馬産地として有名な土地でありますが、かつての名馬シアンモア号を始めとして馬に関する標本を多数所蔵しています。

 馬の年齢を、現在では台帳で調べることができますが、かつては、歯のすりへり方で調べました。当時馬の年齢鑑別のため用いられた歯牙標本や全身骨格標本など馬に関する標本類も充実しています。

 その他、家畜に寄生する寄生虫の標本などがあり、所蔵されている標本数は日本で一番です。

 これらの標本類は、今でも学生実習や研究用として使用されることから常時の公開は行っておりません。見学を希望される方は、ご面倒でも下記まで予約の連絡を下さるようお願いします。

   見学申し込み:岩手大学ミュージアム
        (平日のみ)019-621-6685

   電子メール:museum@iwate-u.ac.jp

 

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